笑 坐 版 店

えみおわすはんてん
タム・ヤー(薬づくり)
昨年はじめ、いつもお世話になっているカレン族の友人の体調を崩しました。
医者に見てもらっても原因がわからず、いろんな知人に相談してみたところ、
48歳という年齢によるものかもしれないとのこと。
おしゃべりが好きでいつも冗談を言って笑わせてくれたのに、げっそりと痩せ
て、歩くのもしんどそうな彼女を見るのは少しつらいものがありました。
風邪をひいて数日働けないだけでそわそわしていただけに、とてもつらいので
はないかと思う。

そんな彼女が4ヶ月前からはまっているのが自家製の薬づくり。
庭や山、畑に実るフルーツや木の実、ウコンやハーブ、木の皮やツルなどを水
に数ヶ月間漬けこんで作るのだそうで、台所では場所が足りなくて、軒下や小
屋にまで樽が置かれていました。







中身を覗くとこんな感じ。日がたつと表面に粘膜が張り、色も変わり、発酵し
た甘い香りがします。4ヶ月も経つと酢になってすっぱくなり、薬として使え
るようになるそう。10年経つと、もうどんな病気にも効くとか。
体調が悪かったわたしもいただきましたが、どれもすごくおいしいので、いろ
んな種類を味見させてもらいました。

説明する友人もとてもうれしそうに果物や作り方を説明してくれます。これか
らバナナ9kgを使って仕込むみたい。次回訪れたときに飲ませてもらおう。



4ヶ月経った樽。2年前に作っていた紅茶キノコを思い出します。
日本に帰ったらまた作ってみようかしら。


| タイ、ラオス | 14:12 | - | - |
手仕事の布
寒気と関節痛に腹痛もかかえながら週末をカレン族の村で過ごしてきました。
昨年の大雨はこの村にも被害を及ぼしたようで、ジャンプして軽く飛び越えら
れそうなほど小さな川が一気に増水し、コンクリートの橋を崩壊したとか。
先月になってようやく車が通れるようになったみたいです。

この洪水で木綿の栽培にも被害が出て、昨年はいつもより収穫の量が少なくな
りました。幸い、前回注文した手紬ぎ手織りの布は出来上がっており、春に作
る予定の服の分は足りそうです。



Jの糸紡ぎの先生、スウさん。力の必要な織りの仕事はやめて糸紡ぎの仕事に専念
しているようです。彼女の紡いだ糸は細くて均一なので、それを見た日本人が機
械で紡いだ糸じゃないか、と注文をキャンセルしたとかしないとか。

最近はタイもラオスも綿の価格が高騰し、糸を紡ぐひと、布を織る人も急激に減
りはじめました。なので、こうした手仕事を見られるのもそんなに長くはないの
かなと思っています。あいかわらず、飛び出した糸や織りキズがあるカレンの布
ですが、工夫して使いたいです。



9月には十数匹の子豚を育てていた母豚。子豚は売られてみんないなくなってい
ました。今はまた妊娠中で3月には出産予定だそう。
バケツに顔を突っ込んでごはんを食べる姿はいつ見てもすごい迫力です。

| タイ、ラオス | 10:13 | - | - |
中国正月

チェンマイ滞在中、毎日のように訪れるワロロット市場。野菜や果物、肉や魚、
乾物やスパイスなどの食材が売られている市場を中心に、その周りには花屋や食
器屋、時計屋にプラスチック専門店などありとあらゆるお店があり、とてもにぎ
やかです。
生地屋や糸やボタンを扱うお店もたくさんあって、道端にはモン族のひとたちが
布や服を並べています。一日では回り切れないくらい。チェンマイを旅するなら
ぜひ足を運んでほしい場所です。



昨日と今日は中国暦の正月。チャイニーズタウンでもあるワロロット市場の通り
は車両通行止めになって、ごはんやおみやげの屋台がぎっしり並んでいます。
万事如意、招財進宝、幸福生活と書かれた垂れ幕やシルク風のチャイナ服を着飾
った老若男女もたくさん見かけます。舞台も用意されていたので、これから夜に
かけていろんな催しがありそうです。

わたしもまた正月がやってくるのがうれしくて、前日の夜にごはんと甘いものを
食べ過ぎてしまい体調を崩してしまいました。寒気と関節痛に苦しむチェンマイ
の中国正月。目の前に並ぶご馳走も手をつけられなくて残念です。

| タイ、ラオス | 20:26 | - | - |
チェンマイ滞在中

今週水曜日からタイのチェンマイに来ています。
まず最初に前回の滞在中にお願いしていた注文の出来上がりを確認。手縫いの服、
ミシンで縫った服、村で織ってもらったリネンコットンの布。よくできているも
のもあれば、がっかりしてしまうものもたくさんありまして、気持ちの切り替え
が大切です。
左右反対についたシャツのポケット、織りムラが目立つ布、見方を変えれば味わ
いがあっていいかもしれません。



ラオスの工房では昨年6月にお願いしていた布がひとつも織りあがっていません
でした。いや、でも洪水だったから綿が育たなくて仕方ないか、と工房を歩いて
いると手紬ぎの糸がたくさんぶら下がっているではありませんか。
藍の染め場ではいつものメンバーが勢ぞろいで糸を染め、仕上げの部屋では織り
あがったばかりのたくさんのストールが積まれています。

これらはみんながよく知っている日本の会社からの注文なんだ、とオーナーがう
れしそうに話しています。
そんなに注文があってよかったね、わたしたちなら待てるから心配しないで、と
言って1泊してチェンマイに向かったものの、自分の注文が後回しになっている
ことに、後からしわじわと哀しくなるのでありました。

わたしたちの布が出来るのは6月の予定だとか。今度は無事織ってもらえること
を願っています。



| タイ、ラオス | 21:15 | - | - |
タイとラオスへ

本日より三週間、タイ、ラオスの布仕事へ行ってきます。
何年も利用した成田空港ではなく、今回ははじめて関西国際空港から出発。
バンコクに着いたらすぐにラオスの中南部の織物の町へ向かいます。
工房に電話をしたら、昨年の洪水の影響で綿があまり育たなくて、注文した布
が半分しか織りあがっていない様子。ラオス北部の民族の人たちも同じことを
言っていました。とりあえず、行ってみることにします。



出発ぎりぎりになってサンプルと型紙がいくつか出来上がりました。
ここからはわたしの仕事。タイの縫い子さんとやりとりをして、注文したとおり
に縫ってくれるようがんばってきます(自信ないですけど)。

それでは、行ってきます。

| えみおわす | 10:18 | - | - |
折り紙

タイとラオスへの出発まであと一週間をきりました。
11月からはじめたデザイン、パターン作りは実はなかなかうまい具合には進
んでおりません。サンプルを作って着てみるものの、はて、こんなのが作りた
かったのかしら?このカタチはえみおわすらしいのかな?なんて話し合いなが
ら、また一から作り直していると、あらもうこんなに日が経っていました。



8月に住みはじめた時からあった障子の穴。見た目があんまりなのはもちろん、
この時期は冷気が入ってきて寒いです。
大きな穴はきれいにくり抜いて和紙を張り、小さな穴には折り紙を張りました。

折り紙は正月に遊びに来てくれた友人が教えてくれたもので、同じ大きさの8
つの紙を折ってつなげます。折り方によってさまざまなカタチが出来上がって
おもしろい。光に透かすと柄が浮かんできれいです。

ここ数日、夜になるとJが夢中になって作っている。
服作りで行き詰った時のよい息抜きになるみたいです。

| 暮らし | 16:56 | - | - |
あけましておめでとうございます。



大晦日の夜、年明けが近づくと大きな鐘の音が響きました。
そういえば我が家はお寺の土地に立つ家。除夜の鐘は遠くからかすかに聞こえ
てくるものだと思っていたけど、ここでは家中に響くほど近かったのでした。

正月2日、3日は水田家の親戚と岡山の東、鵜飼谷温泉で宿泊。何度も温泉に
浸かってひさしぶりに体がぽかぽかに温まりました。
4日、5日は東京から友人夫妻が遊びに来てくれて、おでんやお雑煮を食べた
り、こんにゃくをいっしょに作ったり、吹雪の中、散歩もしました。

吉備ではクリスマスの頃から毎日のように雪がぱらついて、朝起きると真っ白
に積もっていることもしばしば。雪が降ると時間の流れが止まったように静か
になるのはなぜだろう。頭もクリアになって気持ちいいです。



2012年もいよいよはじまりましたね。どんな1年になるのでしょうか。

わたしたちは食べ物や暮らす場所、家族や友達との時間をより大切にしながら
日々過ごしたいと思っています。いいもの作りもそこから生まれたらいいな。


| えみおわす | 16:43 | - | - |
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